2019年12月 定例活動

晴れて暖かいとの天気予報でしたが曇りで寒い日となりました。観察会・幼木の除去・自然林の状況確認後、恒例の忘年会を行いました

1.実施日時

  12月21日(土) 12寺30分から14時30分まで

2.活動内容

・観察会は天候のためか1名のみが来場。ご近所の方でいつも散歩で観察の森の中が気になっておられたので中を確認することが目的の様でした。この季節では花も少なく(イヌホウズキのみ咲いていた)気温も低いので参加者は期待できず、毎月実施するかどうかを含め来年度は実施方法・回数・周知などサービスセンターと相談したい

・定例活動として10月に続きとしてヒガンバナ群生地エリアのケヤキ・ネズミモチ・ヤツデ等を除去した。左の写真のとおり概ね日を被うものが無くなったので来年のヒガンバナに期待

嵯峨侯爵の屋敷時代の「池」周辺の幼木・ツタも除去した(写真の左側フェンスの向こうは善福寺川です)

・済美山自然林の落枝を整理してくれたとのセンター長より説明があったので状況を確認しました。希少種にマーキングしておいたところがどうなっているか来月調査予定

・済美山自然林の西側で皆伐したエリアにコナラなどが植えられていた。これは萌芽更新を期待したものですが危惧したとおり伐採したコナラ・クヌギが高齢のため新芽が出てきませんでした

・忘年会:済美山自然林から善福寺川緑地から五日市街道と青梅街道を渡り全員元気に歩いて丸ノ内線・南阿佐ヶ谷駅近くの中華料理店で忘年会を行いました 毎年同じ場所ですがシェフ不在で食べ物は寂しいものでした

3.参加者:田口・和田・岩崎・清水・小泉・宮崎

(11月のどんぐりイベント・フリーマーケット・大宮中学地域清掃、12月のクラフト教室なども「その他の活動」のページに掲載しています)

 

 

定例活動の写真です(クリックすると大きくなりキャプションも表示されます


2019年11月 定例活動

荒天(降雨・低温)のため観察の森観察会と定例活動は中止しました

ただし11月の観察の森と済美山自然林の生きものの記録は下記のボタンをクリックして訪問してください


2019年10月 定例活動

 

写真は台風の影響?で倒れた大きなシラカシです。以前から腐れが入っていてキノコが生えていました。

台風がきっかけで倒れたものと思われます。隣の郷土博物館に危なく倒れ込むところでした。
1.実施日時
  10月26日(土) 13時から15時まで
2.活動内容
・観察会はリピーター1名とおじいちゃんに連れられた昆虫好きの孫二人と合計4名でした。虫好きのこどもは植物の説明なしにして虫取りに専念としました
(もう少し参加者が増えるように知名度をあげる必要があります)
・観察の森の善福寺川沿いエリア(ヒガンバナが咲くところ)のケヤキ・クロガネモチなどの幼木を抜いたりビナンカズラを除去またシュロなども撤去しました。昨年はこの作業をしなかったのでヒガンバナの上をこれらの植物で被われて今年のヒガンバナの不作に繋がったかと推測しています(来年に期待します)
・済美山自然林の状況確認しましたが更に倒木・掛かり木が増えており危険なため立ち入らないことにしました
・12月7日(土)に実施予定のクラフト教室「ミニ門松・ミニクリスマスツリー作り」(杉並環境ネットワーク主催で講師をFIT杉並会が担当)の素材調達の役割分担・前準備作業・講師分担など30分打ち合わせました
3.参加者:田口・岩﨑・斉藤・丸山・清水・宮崎
4.今後の予定 11月3日(日)どんぐりイベント(センター主催)・11月29日(金)大宮中学地域清掃(大宮中学主催)・11月17日(日)フリーマーケット(杉並区環境団体連絡会主催)に当選したので参加および上記のとおり12月7日(土)のクラフト教室(杉並環境ネットワーク主催)に参加します

10月の済美山自然林で観察された生き物を「済美山自然林の秋」のページに掲載しました 右のボタンをクリックしてご覧ください 写真は清水さん撮影




2019年9月 定例活動

8月は夏休みでした。9月5日に台風15号が千葉県に上陸し勢力は関東としては最強クラスでした。千葉県は停電や断水のインフラが長期間回復できず被害が甚大になりました
善福寺川緑地もこの台風の影響で倒木など多数発生とのことです。観察会は一人が訪れてくれました
1.実施日時
 9月28日(土) 12時半から15時まで
2.活動内容 
・観察会はヒガンバナの開花が遅れていることもあり来訪者は1名のみでした。ヤマホトトギスの株がうれしいことに大きくなっていて花が多数見られました。クサギの実も鮮やかに色づいていました。
・台風15号の影響で善福寺川緑地で被害が多くセンターはその対応で追われて、観察の森の倒木や落枝の整理ができないので観察会の前にFIT杉並会で手入れをするよう要請され12:30に集合して整理しました。
・茶畑のチャノキ周辺の手入れを中心に行いました。サネカズラがまたはびこっていたので除去、ネズミモチ、シロダモの伐根クマザサなども刈り取りを行いました
・郷土博物館は8月17日(土)に観察の森で植物や昆虫の観察会を実施、FIT杉並会も観察会に立会って参加しました(当日は猛暑で参加者は15名程度で昨年の70名程度に較べると少なく天候の影響が大と思われます)
・来月の活動はヒガンバナのエリアにはびこり始めたケヤキの稚木の除去を予定します
【済美山自然林】
・同じく台風15号の影響で倒木・落枝が多数ありました。とても人力では対応できない状況また掛かり木など危険と判断して内側に入らず通路から様子を観察するにとどめました。
・下草が大量にはびこっていて1ヶ月見ないうちに下草は1㍍程度まで伸びておりもの凄い成長です
 
3.参加者: 田口、岩崎、丸山、清水、小泉、宮崎
4.8月6日(火)に高井戸リサイクルひろばで行う小学生向けのクラフト教室(NPOすぎなみ環境ネットワーク主催)に講師として3名(岩﨑・丸山・宮崎)が参加。親子で約10組20名の参加者があり盛況でした。制作品目はドリームキャッチャー・木の車・ブンブンゴマ・鉛筆ブローチの4品目
5.9月8日(日)の高井戸リサイクルひろばでのフリーマーケットに参加申請しましたが初めて落選しました。杉並区に登録した環境団体用に2団体優先枠があるのでこれまで当選していました。環境団体連絡会でフリマの実績を報告しアピールしたので他団体を目覚めさせたと思われます。次回は11月17日(日)で申請済みです。

観察の森でみられた植物

観察の森

済美山自然林

根返りして倒れた太いエノキ


2019年7月 定例活動

梅雨が明けていきなり熱帯低気圧発生、それが台風6号になりました。涼しかった7月ですが最後に熱波到来。観察会はにぎわいました
1.実施日時
 7月27日(土) 13時から15時まで
2.活動内容 
・観察会は夏休みになったからか親子連れが3-4組10人以上が参加されました。子ども達は虫籠と網を持参して昆虫採集をトライしました。クサギにアオスジアゲハがやってきました。カマキリやダンゴムシ・ジョロウグモなどを観察しました。隣の杉並区立郷土博物館で7月13日から9月8日まで「杉並の生き物と外来生物」という企画展をやっておりチラシ配布。
・郷土博物館は8月17日(土)に観察の森で植物や昆虫の観察会を行いますが、FIT杉並会も観察会に立会って参加します
・茶畑のチャノキに絡みついているサネカズラ除去を実施しました。
【済美山自然林】
・枯れたコナラが倒れたので善福寺川緑地サービスセンターで下の写真の様に一部玉切りされています。この枯損木のコナラの活用を検討しましたがシイタケのホダ木には太すぎるので人出で運べるサイズに玉切りして整理することになりました
・ヤマユリは既に花期が過ぎていたが一部が大きく咲いています。ヘクソカヅラなどの蔓でヤマユリが絡まれて横倒しになっているので蔓を除去しましたが既に時遅しという感じでした
・オニユリはまだまだ元気に咲いていました
・下草が大量にはびこっていて地面が完全に被われていて歩くのにも危険で観察会の参加者を済美山自然林にお連れすることはしませんでした
・希少種保護の竹杭も目立たないほどの下草が繁茂しています。清水さんが次回の竹杭用に竹材を大量に提供いただいたので倉庫に保管しました。
3.参加者: 田口、岩崎、丸山、清水、小泉、宮崎
4.8月6日(火)に高井戸リサイクルひろばで行う小学生向けのクラフト教室(NPOすぎなみ環境ネットワーク主催)に参加します。
5.7月28日(日)に高井戸リサイクルひろばでのフリーマーケットに参加しました(参加者:清水・岩﨑)

2019年6月 定例活動

降雨確率60%にて当日の朝に活動の中止を決定して関係者に連絡しました (結果は大雨でした)
1.実施日時
 6月22日(土) 13時から20分間
2.活動内容 
・観察会は雨天中止としておりますが念のためセンター長とスタッフKさん2名が来場者が来られた際の対応で観察の森で待機(案内看板の細かい内容を全員が読むことはあり得ないので)された。すると吉祥寺で井の頭公園のご近所にお住まいで植物(特に野生のラン)に興味をお持ちの方 1名が来られました。折角なのでマンツーマンで観察会を行い、ギンランの開花の痕跡など観られました。観察会が終わると同時に堰を切ったように大雨が降り出したので急いで退散しましたが、皆さんずぶ濡れになりました。
・写真のとおり一ヶ月間でササやクズその他が猛烈にはびこり始めており観察通路を塞ぎ、背丈も高いので苅り払いが必要です。(写真はウラシマソウの辺りです)
・ヒガンバナ群生地のケヤキ幼木撤去や茶畑のチャノキに絡みついているサネカズラ除去を予定していましたが来月に持ち越しです。

清水さん撮影の写真


2019年5月 定例活動

観察の森観察会の後に済美山自然林の希少種保護の竹杭打ちを実施
1.実施日時
 5月25日(土) 13時~15時
2.活動内容 
 ①観察の森で月例観察会 
  観察の森で茶摘みして作った釜炒り茶を参加者に振る舞うと予告していましたが参加者は3名でした。(当日は真夏を思わせるほどの気温で外出を控えた人が多いと推測します)
 ②済美山自然林で希少種保護の竹杭打ち
  下草がかなり蔓延ってきたのでそろそろ刈り払い機での下草刈りが見込まれるので、キンラン・ジュウニヒトエ・ナルコユリ・オニノヤガラ・ムサシアブミ・ヤマユリなど済美山自然林に育つ希少種が苅られないように竹杭を打ち、テープでマーキングしました。
特に、今春初めて顔を出したササバギンランには丁寧に対応しました。ヤマユリは多数確認できたので一ヶ月もすると沢山の花が期待できそうです。
3.善福寺川緑地サービスセンターと杉並区郷土博物館とのコラボ
観察の森の釜炒り茶をいれるお湯を郷土博物館から分けて頂きました。郷土博物館が夏休みに子ども向けに昆虫展を昨年同様開催予定で、それにあわせて観察の森で昆虫観察会を8月17日(土)に実施するのでFIT杉並会のメンバーも立会って協力することになります。観察の森が近所の皆さんにだんだん役立ち興味を持ってもらえる感じがしています
3.参加者
田口、岩崎、丸山、清水、小泉、宮﨑

清水さん撮影の写真

スマホで撮った写真


2019茶摘みこちら

2019年5月 釜炒り茶

3回目の茶摘みと釜炒り茶つくりです
1.実施日時
 5月6日(月) 10時~15時
2.活動内容 観察の森で茶摘み 
  善福寺川緑地サービスセンター裏庭で釜炒り茶
①観察の森で茶摘み
 少し寒い風が吹く曇天の中茶摘みを開始。初めて参加の2名にも新芽(一芯二葉の柔らかいところ)を摘んでもらいました。(サネカヅラ・ネズミモチの葉が入りそうでしたが検品で削除)11時30分までで茶摘みは完了。
②善福寺川緑地サービスセンターで釜炒り茶つくり
今年で3回目となり業務改善を積み重ね、(火加減=弱火=・風よけ=風防=・手もみをテーブルで・茶摘みの検品・中華鍋の後始末など)良い風味の出来上がりとなりました。
サービスセンターのビオトープ(池)でクロスジギンヤンマの産卵が観察できました。
5月の自然観察会で参加者にお茶を飲んでもらう予定です。
3.参加者
田口、岩崎、丸山、清水、小勝、宮﨑

2019年4月

4月の定例活動の報告です。
1.開催日時
 4月27日(土) 13時~15時
2.活動内容
自然観察会 ==ササバギンラン現る==
①観察の森
天気予報通り寒い日でしたが10名程度の参加者となりました。
今月は例年どおりギンラン(昨年は開花時を過ぎていたが)が観察の森に咲いていました。昨秋の降雨が少なかったためか少なめにひっそりと咲いていました。
(善福寺川に沿って移動)
4月は色々な植物が観察できるので希望者を募って善福寺川沿いの八重桜の花のトンネルを通って、済美山自然林にも足を運んでもらいました。そこでは
キンラン・ジュウニヒトエ・ナルコユリ・ムサシアブミなどが見られました。
特筆すべきは 済美山自然林にササバギンランが初めて一株現れてみごとに咲いていました。(左上の写真)
またサワフタギの花も観察できました。
観察の森自然観察会は2018年4月から開始して8回開催しましたが参加者総数は63名で平均すると
毎回8名程度でした(センターにて参加者記録を管理されています)(7月と9月は台風のため中止、2月8月は
例年通り休み) センターにてポスター・チラシ制作や参加者への対応など協力頂いています。
②済美山自然林
下草が生えてきました。希少種であるササバギンラン・キンラン・ジュウニヒトエ・ナルコユリ・ムサシアブミその他が小さくて目立たないので下草刈りの前に竹杭を打っておき保護が必要と思われるのでセンターと相談して進める予定です。
ウグイスカグラの実が熟していました。
3.参加者
大熊、和田、田口、岩崎、斉藤、丸山、清水、小勝、宮﨑

自然観察会

ササの開花 3月に開花したその後の写真です


2019年3月

3月の定例活動の報告です。
1.開催日時
 3月23日(土) 13時~15時
2.活動内容
○ 観察会の開催
・寒さも厳しく小雨もパラ付いたこともあってか、参加者は4名(途中2名)です。
・ラストエンペラーの実弟に嫁いだ嵯峨侯爵の長女の話、郷土博物館に植えられたハクウンボクのことなどについて詳しい参加者もいらっしゃいました。
・観察の森の入口に生えるササが開花していました。
2020年2月1日(土)追記 池田さんからの情報

秋田より池田です

昨年見つけた「観察の森」入口のササの開花ですが、

先日、森林総合研究所でササの研究をされている斎藤博士にお会いする機会があったので話を伺いました。

最近の研究ではササの開花は120年周期が通説になってきているとのことです。

また、ササは地下茎でつながっているので開花後は一斉に枯れ、その後、お米より大粒の実をつけて、実生により更新が図られるそうです。

最近、タケも含めササの開花の周期に当たっているようで、各地で一斉開花が見られるとのことでした。

この春の観察の森のササの動向が気になるところです。
・見られた花は、コスミレ、タチツボスミレ、ダイコンソウ、コブシ。
・ギンランの群生地では、まだ芽吹きを見ることはできませんでした。
  
○ 自然林の観察(清水さん提供)
・自然林では、クサイチゴが白い花を、タチツボスミレが紫の花を一面に咲かせていました。
・皆伐跡地では、フキノトウの群生がありました。
・その他、リュウキンカの花が黄色い花をつけていました。
3.参加者
 田口、岩崎、清水、小泉、池田
観察の森の様子(写真をクリックすると大きな画像(キャプション付き)になります。
済美山自然林の様子(写真をクリックすると大きな画像(キャプション付き)になります。

2月の活動はお休みです。


2019年1月 野鳥観察会

1月26日(土)にセンター主催の一般市民を対象とした野鳥観察会に講師役・アシストで参加しました
少し風もあり寒い日でしたが親子連れの家族が多数参加しました
ダイサギがじっとしていて参加者に大サービスしたりシメが留まっていたり良い体験になったようです


2019年1月

 1月の定例活動の報告です
 1.開催日時
 1月26日(土) 10時~15時
2.活動内容
①野鳥観察会
 昨年も実施しましたが和田堀池周辺で一般市民を対象として善福寺川緑地サービスセンター主催の野鳥観察会に講師・アシストとして参加しました
メインの講師をFIT杉並会の斉藤さん、サブ講師を吉原さんが担当し、その他のスタッフはアシスト役で参加しました
②観察の森自然観察会
 定例の自然観察会を午後1時から実施しました。秋田から遠路遙々池田さんも参加されました。FITの鈴木さんも一般参加者として来場。午後から北風が強く吹き始めたこともあり一般参加者は4名でした。
ご近所の方で定年退職して自然観察に興味を抱いたという参加者もおられました
③安全祈願祭
 毎年恒例の̪安全祈願祭、済美山自然林のシデの木をご神木として、神主役の清水さん進行のもと、FIT杉並会の1年間の活動の安全と会員の健康祈願を行いました
・暖冬のためかウグイスカグラが咲き始めていました
なお、当初予定していた春先の芽吹きを促すための落ち葉かき作業は、積雪のため中止となりました。
3.次回活動
 3月23日(土) 定例の観察の森自然観察会を行います
 
4.参加者
 田口、武田、岩崎、斉藤、丸山、清水、池田、吉原、宮﨑

2019年1月4日(金)に済美山自然林に行ってみました (写真をクリックすると大きな画像になります)