都会の中に残された貴重な自然

済美山自然林の一帯はかつては広く武蔵野の雑木林の典型でありました。江戸時代に妙法寺の社寺林として広大な薪炭林としての機能を果たしていました。今では都会の中に残された貴重な自然として存在しています。かつての雑木林を残す目的で東京都公園協会の管理の下、人が入ることがないように閉鎖管理されております。

↓下の写真をクリックしてください 春夏秋冬のスナップが見られます↓

落葉した雑木林の林床からは春を告げるキンラン・ギンラン・ウグイスカグラなどが現れます

コナラ・クヌギなどの武蔵野の雑木林は緑の葉で被われます。林床にはヤマユリ・オニユリも顔を出します

秋にはドングリが実り、落葉が始まります

沢山の落ち葉が積もります 昔は大切な肥料でしたが 今は落ち葉溜めを作りカブトムシの幼虫の住み家になっています



済美山自然林の樹木(2021年9月調査)

済美山自然林に33種、278本(西側101本、東側177本)の樹木を確認しました。

 最も多いのは、コナラで86本、全体の約3割となっています。